2018年明治探偵GAMEは全ての事件がつながっているということでしたが、一通り謎解きをしても、それらの謎のつながりについて、いまいち見えてきませんでした。
ということで、今回はきっとそんな人が多いのだろう!
と思って、2018年明治探偵GAME最後の謎解きストーリーを紐解いていき、明治探偵社のその後の流れを追っていきたいと思います。
2018年明治探偵GAME最後の謎に取り組んでいきます!
それぞれの依頼書の謎と解答は都度紹介していきます。
明治探偵GAME 新時代奇譚 全ストーリー攻略
謎解きアトラクション、明治村で開催されていた明治探偵GAME2018のストーリーを攻略するために、まず、全てのサブタイトルを並べてみたいと思います。
明治探偵GAME 新時代奇譚 サブタイトル
依頼書 W:プレゼントは何?
依頼書 壱:郵便配達夫の奇妙な手紙
依頼書 弐:工女の消失
依頼書 参:料理人の遺書
依頼書 四:写真館の呪い
依頼書 伍:怪盗の企て
それぞれのストーリーは特に繋がりがなさそうに見えます。詳しく内容を見ていきたいと思います。
依頼書 W ストーリー
明治探偵社の副所長である、東海明子さんにお世話になっているプレゼントを渡そうという企画に対して、所長の小五郎が謎解きにするというおふざけなお話(笑)
謎を解くと、そこに書いてあるお仕事の給料がわかり、その給料を足し算した合計が明子さんの欲しいものということで、明子さんは自転車が欲しいことがわかりました。
当時の自転車は今の価格で10万円ほど。
感謝の気持ちとしてはかなり高額な気がしますが、相手は財閥のお嬢様ですしね。
所長が出してくれたのでしょう。きっと。
依頼書 壱 ストーリー
おそらくWは個別ストーリーなのかなと思いますので、ここからが本番。
依頼書1は、突然送られてきた奇妙な手紙の差出人を探し、それが何のために入れられたのかを突き止めていきます。
どうやらこの手紙は、色々な人に配達されている様子。
それぞれの証言から、メッセージの暗号を解くと、出てきたメッセージは
お助けあれ
との奇妙なメッセージでした。
その奇妙な手紙の暗号を解いたのですが、誰が差出人かはわかりません。
ただ、奇妙な手紙が、特定の配達範囲に配達されていることから、郵便配達夫がメッセージの差出人だと判明しました。
差出人の名前は 灰田正太という郵便配達夫でした。
灰田さんは、なぜこのようなことをしたかというと。
謎解きをしてくれるような頭脳明晰な方を探していたようです。
いわゆるテストなのですが、謎解きにはよくある理由付けですね。
依頼書 弐 ストーリー
依頼書2は依頼書1で登場した郵便配達夫である灰田正太からの依頼です。
依頼の内容は、工女として鉄道寮新橋工場で働いていた幼馴染のお絹が行方不明になっているため探してほしいとの依頼でした。
工女が働いていた工場で聞き込みをしていくと、穏やかでない話が聞こえてきます。
お絹さんはずっと考え事をしていた。
行きたい場所があったが、工場から外出は禁止されていたので、内緒ででかけた。
連れ戻されるとひどい目に合う様子。
糸を切って持っていった。
工場での労働はかなり過酷な様子です。
そして色々な証言や、父からの手紙(遺留品)を使って謎を解くことで、学校の机の下で、隠れながら手紙を読んでいるお絹さんを発見します。
お絹さんはそんなところで一体何をしていたのかということですが、どうやら工場を抜け出した理由としては、父の病気が悪化したらしく、いても立ってもいられず工場を抜け出したようです。
工場からお休みの許可はいただけなかったとのことです。
病院に駆けつけたお絹さんですが、父は既に亡くなっており、看護師さんから遺書を受け取ります。
お絹さんはその遺書に書かれた暗号を解こうとしていたようです。
手紙を読んでいたお絹さんは、父からの手紙の謎を解いてもらうために明治探偵社に依頼を出します。(依頼書参)
見つかったお絹さんは工場に戻ることになるのですが、工場に戻ると受ける罰のことを考えるとかなり気後れしている様子。
ですが、ここで副所長明子さんのお父様と工場の責任者は、先輩後輩の仲であることがわかり、罰を与えないように取り計らってくれることになります。
また、工場の厳しさは、皆が早く仕事を覚えてほしいがためのこと。
悪い人ではないですよ!と明子さんは言っていますが、その気持ちはまったく従業員に伝わっておらず、よくありがちな経営者の言い訳のような印象を受けます。
あまり救われる感じがしませんが、お絹さんは喜んで帰っていきました。
「お助けあれ」とのメッセージを残した灰田さんは、お絹さんの其の様な処遇を憐れに思い、あのようなメッセージを残したのかもしれません。
お絹さんのその後が気になります。
依頼書 参 ストーリー
依頼書弐のお絹さんから受けた依頼書3は、父の遺書である暗号を解いてほしいとのことでした。
料理人だった父が最後まで作ることができなかった秘密のレシピをどこかに隠し、暗号にしたようです。
誰にも見つからないようにしたそのレシピを、お絹さんに遺書という形で残した、中々おちゃめな父です。
そこまでして見つけようとする最後のレシピ。一体どんな料理なのでしょうか。
父の友人、常連客を使ったその謎を解いたときに出てきた料理はなんと、デザートである、いちごのパオンデロー。
とても作れなかったという代物には見えませんが、実際に、お父様からお絹さんに作ってあげられなかった、ということから”作れなかった”ということの意味をもたせたようです。
若干めんどくさい性格のようです。
このいちごのパオンデローは実際に明治村内の食道楽のカフェ(3丁目)でいただくことができます。元々ここではパオンデローというデザートを食べることができました。いちごをのせることで、特別なデザートであることを印象づけたかったのかもしれません。
左がイチゴパオンデロー 右が普通のパオンデロー
そして、依頼書参のエンディングシートの最後。
との意味深な言葉。
この意味が何を意味するのかはよくわかりませんでした。
依頼書4に続きます。
依頼書四 ストーリー
依頼書4では、依頼書参で登場した父の同僚から、父の暗号の解読の様子を伺って依頼してきたようでした。
その暗号の解読内容は、幻の写真師という人がいて、その人は、誰も知らない場所に写真館を構えていて、暗号を解き明かさないとそこに辿り着けないようです。
どうやらお絹さんの父は、その写真館の暗号を手に入れており、写真館にたどり着いたそうです。
ですが、その写真師にはもう一つの噂があり、その人に写真を撮られると死んでしまうそうです。
お絹さんの父は、同僚にその暗号を解いてみろ、と勧めたようです。
お父さんが生きていることから、その写真師に写真を撮られてしまうとに死んでしまうという噂はただの噂な気がしますが、それを分かって勧めているのか、同僚へのイタズラなのかわかりませんが、結局その同僚は自分では暗号を解けなかったようで、明治探偵社に依頼をしてきたようでした。
昔写真を撮られると、魂が撮られるという迷信がありましたが、写真というものが高価だった時代だからこそ流行った噂ですね。
謎を解いて、写真館にたどり着くと、写真師がそのような風評被害に悩んでいるようでした。
事実としては、写真が高価だった時代、有名な写真師に「死ぬ前に最期の一枚を撮ってほしい」
との依頼が多く、依頼の通りその後、最期を迎える方が多かったためだと思われます。
ですが、そんな写真館にどうやら怪盗スフィンクスが侵入した様子。
盗まれた物は、なんと東海家の家宝が撮られた写真のようでした。
その家宝は、それが家宝だとは知られてはいけないようなものだそうです。
どうやってスフィンクスがそれが家宝が写った写真だと分かって盗んだのかは知りませんが、とにかく取られたことは一大事のようです。
その家宝を巡って、依頼書伍に続きます。
依頼書伍 ストーリー
依頼書4が解決されたことを見計らったかのように、東海家に怪盗スフィンクスから東海家の家宝を盗みます。という予告状が届きます。
ちょうど、家宝が何であるかを知っている東海家の当主である明子さんのお父様は、海外へ旅行中です。
なぜか家宝が何であるか知っているスフィンクスに対して非常に不利な状況からスタートします。
唯一、家宝を家宝だとして見たことのある写真師は、そんな昔のことなのでよく覚えていないと言っている様子。
よくそれで、無くなった写真が何であるかわかったなと思いますが、まぁ気にしません。
そして、いくつかの謎を解いていくと、ここまで優秀な働きをしてきた東大寺甲斐君の正体がついに分かります。
わかりますもなにも、怪盗ジダイであることは名前から丸わかりなのですが、所長である小五郎探偵は、それを承知の上で助手として働いてもらっていたようです。
甲斐君はスフィンクスからの過去の予告状をあっさり手に入れていましたが、実は警察に保管されていたものを、ちょっと拝借したようです。
そのことが露見し、明治探偵社に助けてもらいに来た江戸川警部の前で、スフィンクスの過去の予告状を盗ったのは自分と告白したことで正体がわかりました。
どうやら怪盗ジダイは、スフィンクスに家宝が盗られることを良いとは思っておらず、明治探偵社と共に東海家の家宝を守る手伝いをしてくれるようでした。
この協力の申し出について、小五郎探偵は後に、怪盗ジダイと東海家の間に昔何かあったのではないか?と推理しています。
無事協力して怪盗スフィンクスから東海家の家宝を守り切ることに成功するのですが、結局、その何かについては明らかにされないまま、小五郎探偵は探偵業を引退し、喫茶店を始めることになりました。
そして月日は流れ・・・千里眼の男へと続く
小五郎探偵は引退しましたが、その後、明治探偵社は存続し、その三代目所長である不知火奇十郎(しらぬいきじゅうろう)が、千里眼という超能力を持って明治探偵GAMEに登場します。
助手であるちょっとおっちょこちょいな”ちふね”さんと共に、様々な謎に挑む奇十郎。
その3代目明治探偵社を背景にして、2019年の明治探偵GAMEが開催されています。
ただ、そこにはマスコットであるワガハイという猫と同様に、怪盗ジダイの姿が。
奇十郎は、初代所長である小五郎からある事件を通じて知り合い探偵社に誘われたとのことですが、依頼書伍の後、すぐに引退して喫茶店を始めていることから、東大寺甲斐君よりも前に明治探偵社にいたと思われます。
その能力を使えば明治探偵社は安泰、ということを思って、初代所長の小五郎探偵は引退したのかもしれないですね。
依頼書伍のエンディングシートで小五郎探偵が、「助手のみんな(参加者)明治探偵社をよろしく頼むよ!」と言うようなことを言っていたのは、社交辞令ですね。わかってますよ。はい。
一応そう言ってしまった手前、助手代表である東海明子さんを一時的に二代目所長としたのかなと思います。結果として、三代目奇十郎となってしまったのでしょうか。
時代の流れを感じさせるような2019年明治探偵GAME新章の開始でしたが、案外時間は経っていないのかもしれません。
ゆっくり読んでいくと案外面白いストーリーですね。特に依頼書4と5の繋がり方が深く、その流れが新章につながっているところが面白いですね。
一方で、依頼書弐のお絹さんのその後の不安さは取り除かれないままであったり、依頼書参のまだ解けていない謎、とは一体何であったのかわからずじまいでした。
まさか明子さんの料理に苦しむ苦難・・・じゃないですよね。
いや、それはそれで面白いけど。
それではでは。
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